敷居を取ったらすきま風

バリアフリーの浸透に伴い、内装建具の製造メーカーは引戸もドアも敷居のない商品が販売されています。近年の新築住宅では、つまずきによる転倒防止や車椅子の使用を考慮して、敷居はないのが当り前になりました。

従来の住宅には、なぜ敷居があったのでしょう?
・床材の仕上げの違いを見切るため
・すきま風防止のため
・防音のため
・「敷居があるのが当り前」とバリアフリーの意識がなかった
札幌では”すきま風”防止の気密性能向上が敷居のおおきな役割だと思います。

では、なぜ近年の新築住宅は敷居がなくても大丈夫なのでしょうか?
・高断熱・高気密住宅の性能向上
・内装建具や建築金物メーカーの技術革新
・全室暖房で非暖房室がなくなり、すきま風が少ない
・24時間換気計画で、逆に必要な換気量を確保できるように隙間が必要
などの理由で、快適なバリアフリー住宅が建設されています。
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敷居撤去によるリフォームの注意点
敷居を撤去したことで、既存のドアの高さが2cm程度短くなり、隙間ができます。
全室暖房で計画されている場合は、おおきな問題はなさそうですが、空気の流れが変わるので、換気計画の確認をしてください。
個別暖房で玄関や廊下が無暖房の場合は、大きな影響がでますので、可能であれば暖房計画の再検討や暖房機の増設をお薦めします。手軽な方法として、建具を新設するか既存の建具にエアタイトを付けて隙間を少なくすることが出来ます。

隙間に子供の足の指が挟まる事故もあるそうです。

詳しくは
『アンダーカットドアによる家庭内事故が増えています』を参考にしてください