複層ガラスの種類

断熱改修で重要な窓ガラスですが、札幌の窓ガラスは30年以上前より、断熱性能の高い複層ガラスが採用されています。複層ガラスのことをペアガラスと呼ばれていますが、ペアガラスは旭硝子㈱の登録商標だそうです。

複層ガラスの基本構造
2枚以上の板ガラスを一定の間隔を空けて並置し、その間に乾燥空気を封入してます。空気層は一般的に6mm又は12mmで空気層が大きいほうが断熱性に優れます。
札幌で採用されてる樹脂サッシの複層ガラスは通常12mmで、ガラス3mm+空気層12mm+ガラス3mmで18mmの厚みのガラスになり、3-12-3と呼ばれてます。
乾燥空気は複層ガラスの内部で結露を起こさせない為で、複層ガラスの中に水滴が付く場合は、封着部のシール材が劣化してします。
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高断熱複層ガラス(Low-Eガラス)
基本構造の室内側に特殊金属コーティング(Low-E膜)を施したガラスを用いて、日射エネルギーを効率よく採取し、暖房熱は特殊金属コーティングによって室内側に反射させ、断熱性能を向上させてます。熱伝導率が空気(0.024)より低いアルゴンガス(0.016)を封入することで、断熱性能を向上させた複層ガラスもあります。近年札幌ではこのタイプが住宅で多く採用されているタイプです。
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遮熱低放射複層ガラス
AGC旭硝子が製造しているサンバランストリプルガラスはアルゴンガスの中空層を2層配置し、断熱性をさらにアップした次世代省エネガラスです。

真空ガラス
日本板ガラス㈱が製造しているスペーシアは、真空は熱を伝えない科学的原理で0.2mmの真空層で断熱性能がさらに向上します。
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高断熱Low-Eガラス+アルゴンガス+真空ガラス
さらに全てを合体させて、断熱性能を50mm厚のグラスウールにも匹敵する超高断熱性能を実現しています。コスト高ですが、商品としての性能は優れています。スペーシア21
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窓ガラスの性能向上リフォームは、断熱性のほか防音性や防犯性・安全性等も検討のうえ、施工部位や改修費用のバランスを検討する事が大切です。