スロープの設置基準

建築基準法施行令では、階段に代わる傾斜路(スロープ)ついての記述は

第26条 階段に代わる傾斜路は、次の各号に定めるところによらなければならない。
1.勾配は、8分の1をこえないこと。
2.表面は、粗面とし、又はすべりにくい材料で仕上げること。

高齢者が居住する住宅の設計に係る指針では、

・住戸へのアプローチ通路等が、歩行及び車いす利用に配慮した形状、寸法等のものであること。
・屋外階段の勾配、形状等が、昇降の安全上支障のないものであること。
・屋外の照明設備が、安全性に配慮して十分な照度を確保できるものであること。

バリアフリー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)では、

・スロープの巾は120cm以上
・スロープの勾配は1/12以下として1/15以下が望ましい
・高さ75cm以下ごとに150cm以上の踊り場の設置
・転落防止に足元の両側に5cm以上の立上りの構造
・両側に連続手すりの設置
・滑りにくい床の仕上げ
・可能であれば雨や雪を考慮して庇を設置
(戸建住宅には適用にはなりませんが参考資料)

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住宅に関しては、自立生活のため自走で車椅子を利用する場合や、自立生活はできないが家族を介護する場合など、目的によってスロープのプランは変わります。駐車スペースからスロープを通じ玄関に出入りが望ましいですが、リフォームでは敷地の形状・高低差や札幌では積雪の処理も考慮が必要で難しい場合もあります。既設の玄関までのアプローチが難しい場合は、ベランダや窓などを利用して、専用出入口を新設したり、据置型段差解消機やホームエレベーターなど状況に合わせて、安全なアプローチを検討されることをお薦めします。